
今日は末娘の2歳の誕生日。
10歳、8歳の姉兄に囲まれてすくすくと育つ姿を見ていると、
まるで自分の幼少期を見ているような気がします。
実は、私にも10歳上の姉がいます。
母は私の産後すぐに病気を発症し、私はそのいない家庭の中で育ちました。
「私のせいで母が病気になったのではないか」
そんな罪悪感をずっと抱えて生きてきたけれど、
それがふとほどけたのは、末娘を産んだときでした。
姉や兄、そして父が、末娘をとびきり可愛がり、
愛情を注ぐ姿を見て、ハッとしたのです。
「私もこんなふうに、愛されて育ってきたんだ」
当時の私は「愛されていない」「可愛がられていない」と思い込んでいたけれど、
実は私の周りには、私を大切に想ってくれる人たちがたくさんいたんだ。
私の父も姉も、本当はとても子煩悩で、たくさんの愛を注いでくれていたんだ。
あの頃は見えなかった愛が、今になって鮮明に感じられる。
末娘が私に、私自身の幼少期の真実を教えてくれました。
「生まれてきてくれて、ありがとう。」
そう伝えたいのは、娘だけでなく、過去の自分にも。
